イギリス旅行2013 Scotland
![]() 今回で2度目のスコットランド。 私はエディンバラの街中を散歩しているだけで楽しいです ![]() なぜなら、建築家ロバート・アダムの作品をはじめ、イタリアのエッセンスを加えたネオ・クラシカルの建築物が多いからです。 エディンバラには1泊しかしなかったのですが、私と社員Tで撮った写真はなんと500枚以上(エディンバラのみです) ![]() その中からいくつか厳選してご紹介致します。 ![]() 「ザ・ジョージ・ホテル」の前に、「The Dome(ザ・ドーム)」というパルテノン神殿のような建物があります。 1775年に建てられたこの建物は、元々はスコットランドの銀行でした。 1993年に銀行は他へ移り、ある企業がここをレストランとして使用することになり、現在ではウェディング・パーティー等にも使用されている人気のスポットとなりました。 出入り口にはドアマンがいて、入りづらいと思われがちですが、ドレスコードもなく、気軽に入れるレストランです。 店内はドームという名前の通り、天井に大きなステンドグラスのドームがあります。 ![]() 赤と黄色の照明で上手にライトアップされた店内は、トラディショナルとモダンを融合させた新しいもの(スタイル)になっており、とても衝撃を受けました。 彫刻やモールディングのディテール等は昔のものを活かし、ライトアップで現代風にアレンジするというテクニック・・・ 「すごい ![]() ![]() さて、ザ・ドームから徒歩10分くらいのところのシャーロット・スクエアに、「The Georgian House」という建物があります。 1791年にロバート・アダムが手掛けた建物です。 この建物の横幅は100mくらいあり、これほど巨大なジョージアン・スタイルは、なかなか見ることが出来ません。 ![]() 写真はいくつもある玄関ドアのひとつです。 アーチの窓やファンライト(玄関ドア上部の半円窓)、黒塗りの玄関ドア・・・ まさに「ジョージアン」ですね ![]() 見ていて飽きません ![]() ![]() この建物はスコットランドの公文書館です。 つまり、歴史的な重要公文書の保管庫として使われています。 素敵な外観ですね ![]() 手前の銅像はウェリントン公爵の像です。 ![]() この建物はスコットランドの戸籍登録所です。 つまり、婚姻手続きをする場所として使われています。 こんな立派な建物へ行き、提出するんですね ![]() ![]() 写真は、エディンバラの5つ星ホテル「The Balmoral Hotel(ザ・バルモラル・ホテル)」です。 1895年に建てられたので、ヴィクトリアン・スタイルと考えても良いのですが、スコットランドではこの時代にオリジナルのスタイルが流行していました。 それは、「Scottish Baronial Style(スコティッシュ・バロニアル・スタイル)」と呼ばれるデザインで、タワー(円形または多角形の搭屋)の張り出しや、ダッチゲーブル(突出し妻壁)、クロウステップゲーブル(階段状妻壁)を使った建物のことを指します。 バルモラル・ホテルもこのスタイルになります。 ![]() 最後はこの建物。 Waverley Gate(ウェイヴァリー・ゲート)という建物で、 1861年に建てられました。 シンメトリ(左右対称)タイプのヴィクトリアン・スタイルの建物です。 2002年~2005年にかけて、内部の改装工事が行われ、モダンなインテリアの高級オフィスビルとして利用されています。 例えば、マイクロソフトのオフィスやブリティッシュ・カウンシルのオフィスも、この中にあります。 やはり大きな会社しか入れませんよね ![]() それにしてもこの外観も私は好みです ![]() 「スコットランドの家を建てたい ![]() 現地の建材を使用して実現致します ![]() 次回もご覧になりたい!と思って下さった方は、 下をポチッとクリックお願いします ![]() ![]() にほんブログ村 |
イギリス旅行2013 Scotland
![]() 前回ご紹介しましたロバート・アダムが手掛けた 「ザ・ジョージホテル」。 アダムがこの世を去った後、この建物は何度も改修工事をされました。 その為、アダムスタイルを継承したデザインのお部屋もあれば、コンテンポラリーなお部屋も増改築され、完璧なロバート・アダムの作品とは呼べない状況になっているのは事実です。 (ロバート・アダムの作品集の中でもあまりこのジョージホテルが紹介されないのは、その理由からかもしれません。) 今回は、1827年に造られたジョージホテルの奥の間 「The King's Hall」をご紹介致します。 ![]() 重厚な扉を開けた瞬間、「おおぉぉぉっ!」と思わず言ってしまった巨大なホールです。 まさにアダムスタイルを継承したデザインです。 ホテルのラウンジ同様に、アーチのコンビネーションやシンメトリ(左右対称)を意識した窓、柱、ドア、照明などなど、私には堪らないインテリアです。 ![]() 天井を見上げるとステンドグラスのドームがあります。 これもアダムが得意とした技です。 写真ではわかりづらいですが、石膏のモールディングも多種多様で、まさに芸術でした。 ![]() こちらは反対側の出入り口ドアの面の写真です。 やはり左右対称のデザインが完璧です。 ![]() 壁面のアーチの下にある腰高のキャビネットは、ラジエーター・キャビネットと呼ばれるものです。 イギリスでよく見かけるラジエーター(温水式暖房機)を隠すためのキャビネットです。 インテリア的に見せたくない暖房機は、これで隠されているとグッと素敵になります。 ![]() 弊社でも約5年前の蓼科のK様邸で使用したことがあります。 蓄熱暖房機が丸見えよりも、ラジエーター・キャビネットで隠されている方が絵になりますね ![]() 次回もご覧になりたい!と思って下さった方は、 下をポチッとクリックお願いします ![]() ![]() にほんブログ村 |
イギリス旅行2013 Scotland
![]() ダーリントンの次はスコットランドに来ました。 スコットランドは5年前にも訪れた思い出深い場所です。 今回は宿泊するホテルが楽しみでもありました。 ![]() エディンバラのジョージ・ストリートに建つこのホテル。 重厚感もあり、上品さも感じるこのデザイン・・・ そうなんです。私の尊敬する建築家ロバート・アダムによる建物なのです ![]() ![]() この建物は1775年に建築されたジョージアンスタイルのホテルで、その名も「The George Hotel」といいます。 エントランスからもう鳥肌ものです。 ![]() ドアを開けるとご覧のエントランスホールがお出迎えです。 セージグリーン色の壁とホワイトのモールディングが美しいです ![]() ![]() 壁と同色でコラム(円柱)も塗装されていました。 ![]() 凝った装飾材やアーチのコンビネーションなど、 私の大好きなアダムスタイルのデザインです ![]() アダムスタイルの新築・リフォームもお任せ下さい。 ご興味のある方はお気軽にご相談下さいませ。 次回は他のお部屋もご紹介致します ![]() 次回もご覧になりたい!と思って下さった方は、 下をポチッとクリックお願いします ![]() ![]() にほんブログ村 |
イギリス旅行2013 Darlington
![]() イングランド北部のダーリントンに建っている 「Redworth Hall Hotel(レッドワース・ホール・ホテル)」 というマナーハウスに宿泊しました。 1693年に建てられたジャコビアンスタイルのマナーハウスです。 この地方で採れるクリーム色のサンドストーンの外壁が、 とっても美しいです。 300年以上経ってもこの重厚感と美しさを感じられるのは、「本物の建材」を使用しているからこそです。 コッツワールドもこういう家づくりを目指しています ![]() ![]() 15世紀から17世紀は、オーナーのイニシャルや年号が入った紋章を、外壁や室内の壁や暖炉の上に飾るのが流行りました。 レッドワースはエントランスの上の壁に掲げられていました。 カッコいいですね ![]() ![]() こちらはラウンジ。 まさに弊社が得意としているインテリアです。 「この通りに ![]() ![]() ![]() マントルピースも装飾が施され、素敵です ![]() ただしこのデザインは(私の好きな)アダムスタイルです。 17世紀に建てられたのにおかしいなと思いましたが、 この館は18世紀に一部リノベーションをしているようなので、 恐らくその時に変えたのだと思います。 ![]() マナーハウスで必ず出会う彫刻された極太の階段。 イギリスの階段の特徴でもあります。 ![]() こちらは貴族が集まって食事をとったと思われるグレートホール。 現在はここでウェディングも行われるので、この日は椅子がたくさん並べられていました。 ![]() 床から約1.8mまでは、オークのパネリングで仕上げられていました。 こちらも弊社の得意とする内装ですね。 イギリスのクラシック、トラディショナル、そしてこのグレートホールのような荘厳なインテリアを再現できる会社は、日本でコッツワールドだけです。 なぜなら新築する時の輸入建材の半分以上をイギリス建材によりデザインしているからです。 イギリス建築をご希望の方は、お気軽にご相談下さいませ。 他とは違うご提案をさせて戴きます ![]() 次回もご覧になりたい!と思って下さった方は、 下をポチッとクリックお願いします ![]() ![]() にほんブログ村 |
イギリス旅行2013 York
![]() 4月末にブログでご案内しました通り、ゴールデンウィークは少し長めに戴いて、イギリス ![]() 外観・インテリア等の素敵な写真を、いくつかご紹介したいと思います ![]() まずは、6年ぶりに訪れたイングランド北部のヨークです。 6年前と変わらず、素敵な街でした。 ![]() 写真は1919年創業の伝説のティールーム「ベティーズ」。 この店舗を含めて6店舗あります。 ベティーズのお菓子と紅茶はいつ行っても人気です。 今回はチョコレートと紅茶を買って帰りました。 黒塗りのファサードにゴールドの店名がカッコいいです ![]() こういうお店作りも弊社でお承りしておりますので、 ご興味のある方はお気軽にご相談下さいませ。 ![]() こちらはヨークで有名な中世の路地「シャンブルズ通り」。 1階、2階、3階へどんどんオーバーハング(突出し)した木組みのお家が可愛らしく、まるでおとぎの国のような通りになっています。 ![]() こちらはヨークの駅から徒歩5分くらいのところに建つ Cedar Court Grand Hotel (シーダーコートグランドホテル)。 赤いブリックとコーナーのキャストストーンが美しい エドワーディアンスタイルのホテルです。 このホテルは、1906年に建設されました。 ![]() このようなシェル(貝殻)型の雰囲気を出したアーチのエントランスも、エドワーディアンスタイルの特徴のひとつです ![]() ![]() ホテルのラウンジはとても広く、数年前に改装しています。 トラディショナルに少しモダンを加えた内装になっていました。 ラヴェンダー色とキャラメル色のタータンのカーペットがとっても印象的で素敵でした。 くすんだグリーンのペンキの壁に、落ち着いた紺のカーテンを持ってくるという高度なセンスも魅力的です。 是非、ヨークへ訪れた際は、お立ち寄り下さい ![]() 次回もご覧になりたい!と思って下さった方は、 下をポチッとクリックお願いします ![]() ![]() にほんブログ村 |
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Author:小尾
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